映画が膨らんでいく瞬間【映画「嘘に灯して」】
こんばんは、春本雄二郎です。
今年11月に撮影します映画『嘘に灯して』の脚本・監督をしております。
初監督作は『かぞくへ』という映画で第29回東京国際映画祭にノミネートされ、2018年に全国公開されました。
現在、次回作『嘘に灯して』の撮影に向けて、着々と準備を進めております!
今日は、そんな中、ある音楽家の方と会って、劇中で使う音楽打ち合わせをしておりました。
前作かぞくへでもそうでしたが、春本は基本、なるべく劇中で音楽に頼らないような作り方を心がけていて、今回では、音楽を現実世界で見える形で奏でるような使い方をします。
(現実世界では流れない心理描写的な音楽を使わないということです)
どんな曲であれば、どんな曲調であれば、どんな楽器であれば、登場人物が奏でる必然性が生まれるか?
また、映画の世界観に「実感」と「膨らみ」を増すことができるか?
そんな打ち合わせをしておりました。
やはり、蛇の道はヘビで、音楽を奏でることを専門とする方に「その目線でのリアリティ」をキチンとお聞きして、その上で劇中ではどう描くか?を選択することが大事だと春本は考えています。
素人では知り得ないような観点や価値観から、思いがけないアイデアや助言をいただくことはしばしばで、そういった裏側のリアリティが俳優部の芝居感覚に良い影響を与えて、映画に膨らみが増していくんですね。
「あ、今、映画が確実に膨らんだな」
とわかる瞬間が確実にあって、
その瞬間は本当にものづくりの気持ち良さを実感できて、
その瞬間を味わうために映画を作っているのかもしれません。
これから色んな部署のスタッフのみなさまと一緒に映画を大きくしていきます。
どうか応援宜しくお願い申し上げます!
みなさまのお力を少しづつお貸しくださいますと映画が完成します!
製作費のご支援を募集しております。さまざまなお礼をご用意しております。
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