ABOUT PROJECT

第二作目『嘘に灯して』を市民のみなさまと共に世に送り出したい!

はじめまして、映画監督をしております、春本雄二郎と申します。

お忙しい中、貴重な時間を本プロジェクトに割いていただき、心から感謝申し上げます。


次回作『嘘に灯して』の製作にあたり、『世界に今こそ発信したいメッセージ』を持つことはもちろん、

私はもう一つ、大きなチャレンジをしたいと思っています。

それは『市民のみなさまと作り手がダイレクトにつながった映画づくり』です。

今、日本において社会や文化、芸術の窓となる映画を作る環境は、ツールの発達や手軽さとは反比例して、ますます厳しくなっています。

その理由は、エンターテイメントの多様化、映画の娯楽価値への傾倒が大きな要因に挙げられます。


企業にとって、『娯楽がお金を生む手っ取り早いやり方』で、そこにお金が集中するためです。

しかしこのままでは、映画は娯楽的価値でしか測られなくなる恐れがあります。

映画は、娯楽はもちろん、社会、文化、芸術を内包できる素晴らしい表現手段です。


私は、人の心を揺さぶり、楽しませ、そしてメッセージをも伝える、そのような奥深い映画を作り、
日本映画の良さを世界に伝えたいのです。

私は今回の映画づくりを通し、一つの道を切り開きたいと思っております。

そのキーになるのは、『この文章をまさにいま読んでくださっているアナタ』です。


みなさまと春本で、いかに新しい映画づくりにチャレンジして、何を達成できるのか、渾身の想いを綴りましたので、お読みいただけると幸いです。

どうかみなさまのお力をお貸しください!宜しくお願い申し上げます!!

映画監督 春本雄二郎

目次

①何にチャレンジするのか

②それが達成できるとどうなるのか

③『嘘の灯して』をどうして作るのか

④『嘘に灯して』イントロダクション(8/16更新 あらすじを追加しました!)

⑤監督、キャストのプロフィールとコメント

⑥前作『かぞくへ』について(はじめての方へ)

⑦製作時期、資金の使い道について

⑧リターンについて

⑨想定されるリスクとチャレンジ

⑩春組が大切にしていること

⑪最後に

①何にチャレンジするのか

冒頭でも申し上げましたが、今回チャレンジするのは、

ズバリ、

『市民のみなさまと作り手がダイレクトにつながった映画づくり』です。


今、クラウドファンディングで、映画の製作資金の一部をまかなうやり方は多く見られるようになってきていますが、

春本は、将来的には製作資金の全額をクラウドファンディングで集められるようにしていきたいと考えております。


もちろん、単純に市民のみなさまからお金を集められれば良いという目的ではありません。


私が最終的に叶えたいのは...

映画作家に対する信頼で、映画製作前の段階でチケット代をクラウドファンディングで市民のみなさまから集め、それで映画を製作するという形です。

ある作家の映画を観たいと思う人々からお金が集まり、それで映画が作られ、その人の元へ届けられるというスタイルが、一番シンプルで、理想的だと考えるからです。

現在、春本はそのコンセプトのもと『映画工房春組』という団体を立ち上げ、270名もの会員のみなさまが全国から賛同してくださっております。年間で約200万円の基金が集まる状況となりましたが、まだ製作資金1000万円には届いておりません。そのため、今回、一時的なクラウドファンディングを立ち上げた次第です。

みなさま、どうか、この新しいチャレンジにご参加ください!宜しくお願い申し上げます。

②チャレンジが達成できるとどうなるのか

このチャレンジが達成できると、映画づくりに新しい道を開くことができます。


今まで、映画づくりは、企業→制作会社→作家という形でお金が流れ

作家は『企業がお金を出しやすい企画、俳優』を忖度しなくてはなりませんでした。

そして、映画が完成した後も、映画の著作権はお金を出した企業がほぼ独占し、作家の自由にできません。


一方で、『市民のみなさまと作り手がダイレクトにつながる』ことで、

作家は『市民のみなさまからすでに得ている信頼』で、『作家の個性を活かした作品づくりに専念する』ことができます

それは『オリジナルの企画、脚本』そして『確かな演技力を持った俳優』で作品づくりができる、ということです。

結果、市民のみなさまには『今まで見たことがない物語、そして素晴らしい演技』を届けることができると考えています。

何より、映画が完成した後、その著作権は作り手が保有することができ、映画が届きにくい地域へ、作り手の意思で届けることができます。

ちなみに、春本の初監督作『かぞくへ』は、その試みをいち早く実践し、映画が公開されなかったたくさんの地域で、『無料上映会』を開催することができ、小さなインディペンデント映画の良さを伝えることができました。

無料上映会の活動が評価され、キネマ旬報にも掲載されました!!

③『嘘に灯して』をどうして作るのか

私がこの映画で一番表現したいのは、『人間』と『現代社会』との『距離感』です。

『ギャップ』とも言い換えることもできます。

『人間』は過去から現代まで、その本来の性質は変わっていません。

変わっていくのは『社会』です。

その時々で、『人間』は『社会』に迎合し、順応し、あらがいます。

そして今、社会には情報や文明が溢れ、容易に人を監視し、攻撃できるようになってしまいました。

結果、人間は自らが作り出した不寛容な社会によって、窮屈な生き方をせざるを得なくなっています。


『嘘に灯して』の中で、登場人物たちは、その社会に迎合したり、溶け込んだり、息を潜めたり、反発します。

そのどれもが、人間の本来持つ性質によるものです。

しかし私は、その中で『人間が失くして欲しくないもの』『失くしてはならないもの』を問います。

これこそが、今、一人一人の人間に求められているのだと思います。


それを失くさない限り『人間』には希望がある、残されている、そう信じたいのです。

④『嘘に灯して』イントロダクション

『だったら背負いなよ。私と一緒に。』

一人のドキュメンタリーディレクター、由宇子が向き合う真実と現実

その狭間で激しく揺れる心理を生々しくえぐり出し、問う。

「あなたなら、どちらかを選べるか?」


ドキュメンタリーディレクターの由宇子は、今、世に問うべき問題に光を当てることに作家としての信念を持ち、そのためには妥協を許さず、保守的な製作サイドと衝突することも厭わない。

ある事件を追う中で、社会的に息を殺して生きることを余儀なくされた家族に接し、その問題を世に問うべく撮影に没頭していく。

そんな中、由宇子の唯一の家族がある犯罪を犯してしまい、そこから由宇子の作家としての矜持、人間としての生き方が問われる重大な局面に直面していく...!!

由宇子は作品を世に送り出せるのか?家族と由宇子はその罪とどう向き合うのか!?

果たして最後に由宇子がとる選択は...!?


本作『嘘に灯して(仮)』は、社会派ヒューマンサスペンスストーリーです!

フィルメックス新人監督賞ファイナリストにも選出され、多くの映画関係者からも好評をいただいており、自信を持ってみなさまへお勧めできる物語です!!


前作『かぞくへ』撮影以前より、あたためられていた春本オリジナルのシナリオで、春本自身が演出いたします。

スタッフには、『かぞくへ』メインチーム、春本と同世代の若く才能あふれる面々が主軸に。


キャストには、『かぞくへ』で洋人役を演じ、その演技力を多くの人々から絶賛された梅田誠弘をはじめ、多くの名だたる演技力確かな俳優陣が参加します!


観る者の心に容赦なく突き刺ささり、映画館を出た後も、ラストカットが頭から離れない、そんな重厚な深みのある作品を目指します!!

⑤監督、キャストのプロフィールとコメント

春本雄二郎(監督・脚本・プロデューサー)

1978年生まれ。神戸市出身。日本大学芸術学部映画学科卒業後、松竹京都撮影所の演出部となり、井上昭、石原興らに師事。『鬼平犯科帳』など時代劇を多数経験。初監督長編映画『かぞくへ』(脚本・監督・編集・製作)は、第29回東京国際映画祭スプラッシュ部門に入選。第23回フランス・ヴズール国際アジア映画祭では、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を含む3冠受賞。第17回ドイツ・ニッポンコネクションでは審査員スペシャルメンション授与。オランダ、韓国の映画祭でも上映され、日本では2018年に全国13館で公開された。2019年、第33回高崎映画祭にて、『新進監督グランプリ』を受賞。

瀧内公美(女優) 主人公:木下由宇子 役

1989年生まれ。富山県出身。映画「火口の二人」で主演、ドラマ「凪のお暇」などに出演し、実力派として最も注目される女優の一人。

【本人からのコメント】

春本監督の前作『かぞくへ』を見て、『次の作品がありましたら、ご一緒したいです』とお声がけしたところ、念願叶い出演させていただくことになりました」と喜びを明かし、作品について、「今作も、社会について考えさせられる深いテーマの作品ですが、監督の中に明確なイメージがあるので、そこに近づきつつ、自分が感じていることも大切にしながら、丁寧に演じていけたらと思っています。もうすぐクランクインですが、スタッフ・キャスト一丸となって、楽しく挑んでいきたいと思っています!

梅田誠弘(俳優)

1982年生まれ。鳥取県出身。前作『かぞくへ』では洋人役を演じ、その高い演技力を絶賛される。

【本人からのコメント】

日頃より応援いただいているみなさま、そしてこのページをはじめて見てくださっているみなさま、誠にありがとうございます。この度、『嘘に灯して』に出演できること、とても嬉しく思っています!役者にとって参加する意義のある作品に出会えることは幸運です。心して挑みますので、どうかみなさま応援宜しくお願い申し上げます!

れから続々と素晴らしいキャスト陣が発表されます!ご期待ください!!

⑥前作『かぞくへ』について(はじめての方へ)

春本雄二郎初監督長編映画『かぞくへ』は2015年に、春本雄二郎と志を共にするスタッフとキャストで製作され、2016年の第29回東京国際映画祭、日本映画スプラッシュ部門で上映され、エモーショナルなラストに観客の拍手は鳴りやまなかった。

その後、2017年、フランス・ヴズール国際アジア映画祭では、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)含む3冠を達成、ドイツ・ニッポンコネクションでも高い評価を得たのち、韓国、オランダと数々の海外映画祭に入選する。

2018年に全国公開され、東京では異例の9週間のロングランを記録。全国13の映画館で上映され、のべ約5000人を動員。同年9月から『かぞくへ無料上映キャンペーン』を開始し、現在までで累計約7000人を動員し、公開から1年半経った今でも上映の輪は広がり続けている。

レンタルや配信はしておらず、無料上映会かクラウドファンディングのDVDでのみ鑑賞することができる。

2019年には高崎映画祭で新進監督グランプリを受賞した本作。

未来を共に生きる女性か、過去を共有してきた親友をとるのか、人生の岐路に立たされた男が東京で見た深い孤独。

自分が持ちえなかった家族のぬくもりを渇望し、愛を求め、後悔を抱えながら、それでも生きていく―

リアリティにこだわった演出で儚くも強い人間たちの息遣いを描き出した。

⑦製作時期、資金の使い道について

撮影は2019年11月で2週間を予定しています。

現在、ロケハン、キャスティングを同時進行しています。

製作費は1000万円です。うち、700万円は、春本の自己資金、賛同してくださる一般の方からの融資、そして映画工房春組会員のみなさまからのご支援、の『完全なる民間による資金』で構成されています。

不足分の費用300万円をこのクラウドファンディングでご支援いただきたくお願い申し上げます!


集められた資金は、

『ロケ撮影費』…ロケ地レンタル代、給食費、車両代、交通費、宿泊費、現場費

『技術費』…撮影、照明、録音、特機などの機材費

『美術費』…ロケ地を飾る物や劇中の小道具、衣裳やメイク道具の費用

に使用させていただきます。

⑧リターンについて

◆3000円:『嘘に灯して』特別鑑賞券(全国共通)を1名様分プレゼント(全ての地域で公開されるとは限りません)

     ホームページにお名前を掲載(掲載希望のお名前をお申し込みの際に、備考欄にご記入ください)

◆5000円:完成前の『嘘に灯して』の台本、第8稿を1名様分プレゼント!(限定30冊 ※監督のサイン希望の場合はその旨を備考欄に記載してください。)

◆10000円:本編エンドロールにお名前をクレジット(掲載希望のお名前をお申し込みの際に、備考欄にご記入ください)

◆10000円:特別試写会へ1名様ご招待!(東京)(限定30名 ※開催地は東京です。こちらの指定する場所、日時に合わせられる方に限ります。交通費は自己負担になります。)

◆12000円:撮影台本、カット割入りを1名様分プレゼント!(30冊まで ※監督のサイン希望の場合はその旨を備考欄に記載してください。)

◆12000円:映画『かぞくへ』DVD&パンフをセットでプレゼント!(50組まで ※監督のサイン希望の場合はその旨を備考欄に記載してください。)

◆30000円:映画『嘘に灯して』の撮影中の現場を1名様が見学できます。(限定5名 ※こちらが指定する日付、場所、時間に合わせられる方のみ。昼食支給。交通費自己負担。)


※掲載させていただくお名前は、公序良俗に反するもの、本作品、本作品に関わる全ての方々、第三者の不利益になる内容、本団体が不適切と判断する内容だった場合、掲載をお断りさせていただく可能性がありますのでご了承くださください。

⑨想定されるリスクとチャレンジ

クラウドファンディングの総額が目標金額に達しない場合は、春本が不足分の資金を借り入れることで、映画は必ず製作され、その後、リターンも必ずみなさまのお手元にお届けいたします。

唯一のリスクとして、リターンのお届けの予定時期や、映画の公開時期が、作品の完成時期に左右されるため、後ろにずれる可能性があります。

編集や仕上げにも人手や時間が必要なため、ご理解とご了承のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

⑩春組が大切にしていること

僕が映画を作る上で、一番重要視しているのは、

『観ている人が、ちゃんと感情移入できるかどうか』です。

もちろん、『メッセージを伝えることも、同じくらい大切』と考えています。

しかし、メッセージが伝わるのは、『観客がちゃんと映画に入り込めているのが前提』です。

インディペンデント映画に見られがちな、自分のメッセージにとらわれ過ぎて、

お客さんを置いてけぼりにするような映画は無意味だと考えています。

お金をいただいて映画を作る以上、

心を動かし、そして、メッセージも受け取っていただく。

これが、春組の映画づくりにおける信念です。

⑪最後に

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。

このクラウドファンディングや映画工房春組を通して、作品を応援してくださる方や、私たちの挑戦に賛同してくださる方がいらっしゃれば、大変嬉しく思います。

春本のオリジナリティが詰まった作品が、できるだけ多くの方に届くようにと願いながら、本工房のプロジェクトを進めていきます。ご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

春本雄二郎